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オーバーコートとは

14世紀ごろから17世紀まで、ヨーロッパでは男性の上着は首から腰までをぴっちり覆うダブレットと呼ばれるものが使われていました。しかし、18世紀以降は体をゆったり覆う上着が主流となり、この頃から男性用の服がコートと呼ばれるようになりました。そして、いわゆる外套のことを、服の上から着るのでオーバーコートと呼ぶようになったのです。このように、もともとコートは男性用のものでしたが、しだいに女性にも普及し始めました。

オーバーコートは冬場に防寒を目的として着用される厚手のコートを指す言葉であり、その対義語として、スプリングコートなどのように春や秋に着られる薄手の軽いコートのことを、トップコートと呼びます。
日本では屋内に入る前にコートを脱ぐのが礼儀とマナーの本に書いていますが、欧米では特にそのようなことはなく、屋内に入ってからコートを脱いでも良いようです。外の埃を持ち込まないよう、屋内に入ったらなるべく脱ぎ、クロークがあればそこに預けましょう。

コートの丈の種類

通常、膝丈もしくはそれより長いものをロングコート、腿丈をハーフコート、腰丈のものをショートコートといいます。 近年、日本では短めの丈が流行していますが、欧米では丈が長めのコートを颯爽と着こなすことが粋とされているようです。
ロングコートの裾からスカートがはみ出ているとバランスが悪いので、ロングスカートをはくときにはショートコートなど丈の短いものを選びましょう。逆にミニスカートやショートパンツ、ハーフパンツをはくときにはロングコートを選ぶなど、コートの下に着るものとの組み合わせも大事です。

冬も春も使えるライナーつきコート

コートの裏地には、保温、表面の素材を支える、服に引っかかることなくコートの脱ぎ着ができるようになどの役目があります。
コートだけではなく背広やジャケットなどの裏地に使われている布のほとんどが、軽くて丈夫で滑りがよいという特性を持つポリエステルです。

裏地が取り外しできるコートがあるのはご存知ですか?この、着脱可能なコートの裏地のことをライナーといいます。寒い季節には表面部分がどのような素材でもライナーさえしっかりしていれば暖かく着られ、また多少気温があがってもライナーをはずせばお気に入りのコートが長く使えるという優れものです。
また裏地にサテンを使ったり、裏地と同系色の糸で綴った刺繍、タータンチェックや水玉などの模様があったりすると、コートを脱ぐときにもさりげなくおしゃれに見せることができます。また、ごく稀に有名ブランドのスカーフを裏地に使う人もいるそうです。

 

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